実はさらっと（仮）が取れました。
こんばんは、雨です。

ささやかな企画ながら着々とご応募頂き誠にありがとうございます。
水面下で細々と進めておりますので、楽しみにして頂けたら幸いです。

ところで今回のサンプル用に抜き出した台詞にはところどころこだわりがあったりします。
サンプル収録の際の参考にしていただけたらと思います。
台本を作成するたびに思いますが、宅録でいかにニュアンスを伝えるか…というのはいつも大きな壁を感じますね。
精進していきたい所です。

■タクト■
タクトは主人公なので、独り言で状況を説明してもらうシーンがちょいちょいあったりします。
台詞01はそんな時に「対面の会話」と「独り言」を使い分けられる方だと良いなぁと思ってます。
また台詞04は「早足に歩きつつ」という注釈がつきます。
動きながら喋る…という動作が表現出来ていると素敵だと思います。
言葉尻が弾んだり、息が上がったりするかもしれません。
こだわり…とは違いますが、台詞03の怒りは「憎しみ」というより「哀しみ」…というか、「なんでこんなひどいことするの！？」みたいな「責める」ニュアンスがあったらいいなと思ってます。

■カナデ■
とにかく明るく元気！がモットーの女の子です。
01は遠くへの叫びから動き、距離感の変化と一番面白い台詞じゃないでしょうか。
甘さよりも爽やかさ、なおかつある意味でひょうきんな子でもあるため、怪談を話す03〜04はどれだけ突き抜けて「遊べるか」……みたいなものもあるかもしれません。
今回サンプル台詞には入りませんでしたが、タクトの台詞04はカナデと急いで移動しながら話しているので、カナデも同様のことをしていただく予定です。

■アネモネ■
淡々、しかしボソボソにはならない、というある意味一番イメージが難しい役どころかもしれません。
現在音声を頂いている方の殆どはやはり「囁き系」でイメージされているように感じます。
彼女は言うなれば２〜３ｍ離れてても聞こえる棒読み、といった感じ。
ロボット音声に近いのかもしれません。
（まぁ違いは実体の有無だけなので実際ロボットと言っても間違いないですが）
感情を持たない「上辺だけのレスポンス」をいかに表現出来るかが面白みなのではないでしょうか。
余談ですが「ArtificalIntelligenceサイレンスシリーズプロトタイプバージョン8.9」の切り所に迷う方が多いようです。
単語を見れば一目瞭然ではありますが「アーティフィカルインテリジェンス／サイレンスシリーズ／プロトタイプ／バージョン8.9」です。サイレンスシリーズの試作品で、ver 8.9ということです。

■シジマ博士■
良いパパです。
アネモネに対している台詞01台詞02と、記録用である台詞03で差をつける…くらいしか、微妙に遊びようがないキャラだったりもします。
ある意味ではとても難しいのではないでしょうか。
アネモネに対し兄であり父である、そんな包容力があると素敵です。